瓔珞の音

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zoom RSS とりいそぎ二つ目!

<<   作成日時 : 2012/09/17 18:58   >>

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朗読劇、というものは、これまで幾つか観たことがあります。

泉見さんと真綾さんの「私の頭の中の消しゴム」
アッキーと沙也加ちゃんの「LOVE LETTERS」
そして、大貫くんの出演に驚いた「もしもキミが。」

それぞれ全く違うアプローチで、私の中では「朗読劇」というものの定義がどうにも定まらないのですが・・・
もしかしたら、「朗読」というイメージ的には、今回の舞台が一番しっくりするような気がします。


リーディングドラマ
「武士の尾」

2012.9.15 マチネ 7列一桁台

作:森村誠一
構成・演出:市川月乃助
演出:菅原道則
出演:中川晃教、貴城けい、市川猿琉、鳥越裕貴、市川月乃助

物語の舞台は、元禄十四年の江戸。
大石内蔵助の命を受け、第二の備えの要として討ち入りの前に脱盟した高田郡兵衛と、
上杉家家老の命を受け、大石の企みを阻むため吉良家に仕える男(名前覚えられなかった・・・)の二人を軸に、
有名な忠臣蔵の物語を、外側から描いている感じでした。

舞台の上には1脚の椅子。
地の文を読む方がそこに座る感じで、1幕最後の討ち入りのシーンでは、全員が椅子に座る形、
2幕は椅子はありませんでした。
衣裳も、男性陣は黒いタキシード。でも、それぞれに個性あり。
月乃助さんは、隙のないぴしっとした着こなし。
猿琉さんは、基本的に上着無し蝶ネクタイ無しで、シャツのボタンもちょっと外したラフな感じ。
鳥越くんは、上着無しだけれど、他はきちんと。
で、アッキーは何故か一人だけノースリーブのジャケットに黒いシャツ・・・これ、タキシードですか?
まあ、似合ってたので全然オッケーですが(笑)。
髪型も、くるくるだったので、登場シーンで脇の通路を通ったときのシルエットにちょっとびっくりしました。
そして、紅一点の貴越さんは、鮮やかな真紅の着物姿。
髪飾りも赤で、とってもお綺麗でしたv

そんなふうないでたちの役者さんたちが、
舞台はしに座ったり、主君を前に家臣が跪いたりはあっても、
あまり大きな動きはせず、本当に小説をそのまま読む形なのですが、
その声から喚起されるイメージのなんと鮮やかなこと!
冒頭、月乃助さん演じる内蔵助と、アッキー演じる郡兵衛のやり取りのぴんと張り詰めた空気や、
1幕最後の討ち入りの静かな迫力に、かなり圧倒されました。
郡兵衛と上杉家家臣の2度にわたる戦いのシーンでは、
暗闇に月光をはじく刃や、互いに向けられる殺気の篭った視線が感じられるようで、
思わず息を呑んで聞き入ってしまいました。

基本的に地の文は、郡兵衛と内蔵助のシーンは猿琉さんが、郡兵衛とてつのシーンでは月乃助さんが、
上杉家のシーンは貴城さんが、おふうさんと上杉家家臣のシーンはアッキーが読んでいるのですが、
それだけで、がらりと雰囲気が変わってしまうのにもびっくり。
役者さんの声の力って、ほんとに凄いなあ、と思いました。

なにより、月乃助さんの声の変化に惚れ惚れしてしまいましたよ。
思慮深く影のある内蔵助。
冷徹さの中に、主家への熱い思いを持つ上杉家家老。
そして、どこか面白がるような、ひょうひょうとした雰囲気のある語り。
そのどれもがとても魅力的でした。
歌舞伎では拝見したことがない・・・と思うのですが、
いつかまた是非歌舞伎の舞台で拝見したいと思いました。

猿琉さんは、基本的には一人を演じてらっしゃったのですが、
台詞以外のところに込められた感情の動きを、
読み上げられる地の文章と同じくらいの存在感で見せてくれたように思います。
2幕の退場するシーン、通路を通っていくのですが、花道が欲しい!と思っちゃった(笑)。
思わず手が拍手しそうになりました。

鳥越くん・・・どこかで観たような気がするんですが、なんだったかなあ・・・?
上杉家の家臣から、柳沢吉保まで、ほんとに沢山の役を演じていました。
たぶん、主要な役柄以外のほとんどが彼だったんじゃないかしら。
演じ分け、というところを感じるほど出の多い役ばかりではなかったので、そのあたりはなんとも言えませんが、
使い慣れない難しい日本語を、とても聞きやすく朗読してくれました。

貴城さんも、二人の女性と地の文章での雰囲気の違いが素晴らしかったです!
個人的には、地の文の時の凛とした声音がとても好みだったりv
てつとおふう、二人の女性は容姿は似ていても、全く異なる境遇、そして性格なのだけれど、
それも凄くわかりやすかったな。
最後、貴城さんが舞台の中央に一人立ち、遠くを見据えるときの淡い笑みが印象的でした。

そして、アッキー!
たぶん、凄く抑えた演技だったと思うのですが、
それがこの形式の朗読劇にはとても合っていたように思います。
上記の冒頭のシーンが一番好きかも。
あと、討ち入りを知ったときの、鴨居の槍を見据える視線の強さに、郡兵衛の迷いと苦悩が見えたように思いました。
最終的に、彼は武士であること=武士の尾を捨てきれずに、
柳沢公を襲撃し、そこで命を落とすわけなのですが・・・
うーん、そのあたりの感情の動きを私が受け止め切れなかったのは、
物語そのものによるのか、疲労による眠気によるのか(え)。
もし再演されることがあったら、そのあたりをしっかり受け止めたいと思います。


物語そのものとしては、面白かった、という感想。
ただ、終わり方とか、地の文に現代語(カタカナ言葉)が入るのに違和感があったりで、
原作を読みたい、とまではちょっと思わなかったかな。


うーん、ちょっとやっつけですが、明日から旅立つ身としては、これが精一杯!
帰宅して思い出すことがあったら、また追記するかもです(笑)。

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