瓔珞の音

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<<   作成日時 : 2016/11/30 23:32   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

舞台の上、彼らが見上げた強い輝きを放つ星。
天の狼と呼ばれた星。
太陽の次に、明るい星。
その輝きに寄り添う、目には見えない昏いもう一つの星と共に創りだす揺らぎ。

―――彼らの夜を照らす、彼らの心星。



ミュージカル『刀剣乱舞』〜幕末天狼傳〜

2016.11.23 マチネ AiiA 2.5 Theater Tokyo 5列30番台
2016.11.27 ライブビューイング ユナイテッドシネマ前橋

出演:佐藤流司、鳥越裕貴、有澤樟太郎、小越勇輝、高橋健介、伊万里有、郷本直也、高木トモユキ、
    栩原楽人、栗原功平、伊与田良彦、岩崎大介、岡部真大、岡本笙、金光将志、北村真一郎、
    黒飛雄大、笹原英作、佐藤一輝、田内秀宇、伊達康浩、名嘉高志、林瑞貴、前川孟論、
    桝谷昴洸、柳原凛


去年、前作のトライアル公演を観に行ったのが、ちょうど1年くらい前。
その後も飽きることなく、公式の思惑通り延々ととうらぶに嵌りつづけているわけですが(笑)、
今回ミュージカル第2作を観に行く機会をいただきました。
1作目は物語の作りがかなり好みだったので、今回も楽しみにしておりましたv
いやだって、新撰組が題材ってだけで、ちょっとテンション上がるよね?!
で、結果、いつものごとく、予想を上回る素晴らしい舞台でございましたv
いやもう見事に貫かれたさ!(誰にかは後記!/笑)

舞台は、池田屋強襲のシーンから始まります。
激しい斬り合いの最中、血を吐く沖田総司(栩原楽人)。
彼を支える近藤勇(郷本直也)と、遅れて駆け付けた土方歳三(高木トモユキ)。
戦線を突破するために、三人が刀を構えたその瞬間、
舞台の奥から現れたのは、それぞれの愛刀であった刀剣男士たち。
元の主の後ろで、彼らの敵と戦う刀剣たち。
その動きのシンクロ具合の素晴らしさは、鳥肌が立つほどかっこよくて!!
安定感と豪快さのある近藤勇―――長曽祢虎徹(伊万里有)。
勢いと力強さ、そして冷静な狡猾さのある土方歳三―――和泉守兼定(有澤樟太郎)と堀川国広(小越勇輝)。
軽やかで、けれど空気を切り裂く鋭さのある沖田総司―――加州清光(佐藤流司)と大和守安定(鳥越裕貴)。
そして、近藤たちが立ち去ったあと、舞台上方中央から現れる、蜂須賀虎徹(高橋健介)のすらりとした姿と、
その後に示された、それぞれの戦い方―――
うん、このオープニングを見ただけで、来てよかった!と思ったよね。
そのくらい、かっこよくて勢いがあって深読みのしがいのある(笑)始まり方でした。

今回の第一部隊は、蜂須賀虎徹を隊長とした、この6振。
彼らが対峙する時間遡行軍の狙いは、新撰組。
そして、彼らは、新撰組の結成から滅亡まで、彼ら自身の敵と戦いながら、
元の主の生き様と、再び向き合っていくことになります。
物語の軸になるのは、新撰組の刀たちと元の主の関係。
そして、真作と贋作、戦いを知らぬ刀と実戦刀として向き合う、虎徹兄弟。
選ばれることしかできなかったかつての在り方と、心と体を得たことで選ぶことのできる、今。
そして、突きつけられる、選択―――

そんな風にして、それぞれの葛藤や関係性が描かれていくわけですが、
主との関係性として物語を動かしたのは、大和守安定でした。
鳥越くん、名前はよく見るけど、拝見するのは初めて。
ビジュアル的には、ちょっと私の中の安定くんのイメージとは違うなあ、なんて思っていたのですが・・・
なんというか、ほんとに凄いね、2.5次元の役者さん!
舞台の上にいたのは、安定くん以外の何者でもありませんでした。
それを強く感じたのが、沖田くんと稽古をするときの、安定くんの表情の変化。
今回の任務で、新撰組を狙う敵をいち早く察知するため、そして、傍で沖田くんを守るために、
安定は隊士として新撰組に潜入することを望みます。
それを許した蜂須賀が課した条件―――元の主と、言葉を交わさないこと。
奥沢という名で隊士となった安定は、ひょんなことから沖田に稽古をつけてもらうことになります。
にこやかに話しかける沖田に、ただ首を振ったり、頭を下げたりするだけの安定。
(喋らないって、顔を合わせないではなくて、物理的に喋らないってことなのね(^^;))
そんな彼を「新撰組は変わった人が多いから。でもだから面白いんですけどね」と素で肯定する沖田。
そして、始まる、稽古。
最初、安定の気持ちを表すかのように躊躇いがちに合わさっていた刀は、
似通った太刀筋であることを即座に理解した沖田に引き出されるように、
どんどん速く、鋭さを増していって―――そして激しく刃を合わせた瞬間、
戸惑い、強張っていた安定が、まるで花が綻ぶように笑顔を見せたのです。
大好きで、大切で、あんなふうになりたいと憧れ続けた相手。
守りたくて、守れなかった、元の主と、刃を交わす。
この体を得なければ、この選択をしなければ、得ることのできなかった、瞬間。
その、沸き立つような喜びが溢れるみたいに、その笑顔はキラキラ輝いていて―――
でも、だからこそ、哀しくて仕方なかった。
ライビュで千秋楽を見たときは、その後の展開を知っていただけに、
溢れる涙を止めることができませんでした。

そして、迎えた池田屋。
近藤や沖田と共に池田屋を襲撃した安定は、血を吐いて倒れ伏す沖田を前に懊悩します。
その手には、彼の病を治すことのできる、薬。
あんなにも焦がれた主を助けることができるかもしれない。
共に戦う相手として選ばれなかった、大事な時に主を守れなかった・・・
その傷をなかったことにできるかもしれない。
けれど、それは決して彼らがしてはならないことで―――
この物語に描かれた安定は、沖田総司の人生を、歴史を受け入れることで、その誘惑を退けます。
薬瓶を持つ手を強く握りしめて、すっと上げられた彼の眼差しの強さは、
私の中の安定像にぴたりと当てはまるもので。
ああ、ここにいるのは大和守安定なんだと、なんだか深く納得してしまった。
そして同時に、彼が今戦っている時間遡行軍は、
誘惑に負けてしまったもう一人の安定なのかもしれない、とも思った。
その、紙一重的な刀剣男士の在り方の残酷さに、ちょっと慄いてしまいました・・・
この後の、♪手を伸ばせば のリプライズ、良かったなあ!
鳥越くんの歌声って、あまり好みのタイプではないのだけれど、
この曲の柔らかさとか、切実さとか、凄く彼の作る大和守安定に合っていたように思います。
でもって、奥沢という隊士、史実にちゃんといるんですね。
池田屋襲撃に加わって、その時に亡くなられているようです。
そうか、だから終盤で局長が「生きていたのか」って言ったのか!(今更(^^;))

でも、こんな風に安定が選ぶことができたのは、やっぱり加州くんがいてこそなのかなあ、とも思ってみたり。
加州くんな佐藤くんは、唯一前作からの続投なわけですが、
同じ時間軸にいるんだなあ、というのをすんなりと受け入れられる感じでした。
たぶん、あの阿津賀志山の戦いを経ているからこそ、
加州くんは安定を送り出すことができたんだろうな、と思ってしまいました。
あの時、沖田に選ばれた加州くん。
でも、選ばれたことで、彼は沖田が血を吐く瞬間の苦しみを目の当たりにしていて、
けれど、あの時の彼は、沖田を助けるための身体は、心も、持っていなかった。
あの瞬間の記憶を、心で受け止めたのは、その痛みを知ったのは、
多分彼が刀剣男士として顕現してからで。
そして、安定は、今その痛みをリアルに受けてしまう身体も心も持っている―――
こんな思いをさせたくない、そう、彼は歌います。
それでも、加州くんは安定を行かせてくれるよう、隊長である蜂須賀に頼みます。
お前が言えばいいじゃないか、と返された加州くんが蜂須賀さんに向かって、
「いーやーだー!」(「ぜーったいいや!」だったかも(^^;))って叫ぶ前の笑顔が、
とにかく優しくて綺麗で可愛くて凛としていて・・・うっかり見惚れてしまいました。
あの笑顔があんなに素敵だったのは、彼の中に安定に対する凄い信頼と、
そしてその信頼に裏打ちされた覚悟があったからだということが、その後のシーンでわかるのだけど、
そういう露わにされない、けれど確実にある信頼こそが、
安定をつなぎとめたのかもしれないな、って思った。
この物語の中では、ちょっと引いた立ち位置だったかもしれないけれど、
あの存在感は佐藤くんの加州くんならではだと思う。
でもって、殺陣もとても綺麗でした!
並んだ敵を、くるくる回りながら次々と斬って行くの、めっちゃかっこよかった!
安定との手合せとか、一緒に戦うところも、通じるものはあるのに受ける印象が違うのも楽しくv
あと、佐藤くんの歌声って、やっぱり不思議だなあ、と思う。
ちょっと掠れた感じでどこか揺らぎがあるのに、決めるところをぴしっと決めて来てくれるので、
聞いていて凄く気持ちいいし、心惹かれる感じがあります。
そして深紅の薔薇はやっぱり加州くんパートなのね(笑)。

そんな沖田組に懐かれる長曽祢さんも素敵でしたv
歌声的には、何気に一番ハラハラしたのだけれど、表情がめっちゃ良い!
沖田や土方の兄貴分としての近藤勇を踏襲するように、
長曽祢さんの兄貴っぷりは素晴らしかったのだけれど、同時にちょっと切なかったなあ。
真作贋作というハードルを双方が作り上げている蜂須賀さんとの関係性もそうなのだけど、
あんなに懐かれている沖田組ともちょこっと距離があるように思った。
・・・シャイなだけなの、もしかして?(笑)
終盤までの蜂須賀さんとのシーンは、ほんとにちょっといたたまれなくて、
浦島くん召喚したくなりました(^^;)

長曽祢さんは哀しい、哀しいから強い、という台詞が劇中に出てくるのだけれど、
本当に、強くて懐が深くて、でも哀しさの感じられる佇まいにちょっとよろめきました。
「言葉より行動!」とう決め台詞のある長曽祢さん。
でも、それと全てを自分一人で背負うことは違うんだよ、って言ってあげたくなった。
まあ、それはちゃんと蜂須賀さんが言ってくれたけど(笑)。
彼にとって、近藤勇とはどんな相手だったんだろう。
全てを背負って死んでいった元の主。
実戦刀としての本分を、自分に極めさせてくれた人。
贋作である自分を、“虎徹”として選んでくれた人。
その想いに、ひたすら忠実に応えていこうとした長曽祢さん。
だから、彼の行動の基本には、常に近藤勇への尊敬と信頼があったような気がします。
長曽祢さんと近藤さんがニアミスするシーンは決して多くはないのだけれど、
その少ないシーンで、かれが近藤さんに向ける視線が印象的でした。
それだけに、最後の近藤さんと直に対峙するシーンは、ほんとに辛かったです。
「どこかで会ったことがあるか?」と言われたときの、どこか縋るような視線。
「聞きたいことがある」と言われたときに、すっと刀を背に隠して一歩引く姿。
そして、深いところに押し込めた迷いや切望を振り切るように刃を向けるときの凄まじい哀しさ。
うん、あの時、蜂須賀さんが止めてくれて、本当に良かった!

そんな蜂須賀さんを演じたのは高橋くん。
・・・めちゃくちゃ綺麗な子でした!!
いや、観劇前に厳島神社の奉納舞の配信を見た時にも、とんでもなく綺麗な子だなあ、と思ったのですが、
生で、ライビュではアップで観ると、その綺麗さは際立ってた気がする。
まあ、あの蜂須賀さんだからね!(笑)
蜂須賀さんは、とにかく深窓の王子様、という感じでした。
虎徹の真作として大切に飾られて、刀としての本分を発揮することのできなかった蜂須賀さん。
ひたすらに美しく、潜在的な強さを秘めていて、けれど、まるで幼子のような無垢さがあったように思いました。
たぶん、顕現してから、そしてさらにバリバリの実戦刀な新撰組の刀たちの中に放り込まれてから、
彼は一気にいろんなことを知っていったんじゃないかな、って思う。
贋作とか真作とかばっかり言う彼に、ゲームではちょっとイラッとしてたのですが(笑)、
いやこれ、彼は何の含みもないんだなって改めて実感しました。
無垢で、まっさらで、だから知らないことに向き合えば戸惑うし怖くなる。
でも、無垢でまっさらだからこそ、彼の言葉も行動も裏がないし、素直に全てを受け止めることができる。
「助言ありがとう」と頭を下げられた堀川くんが、「素直!」って驚いてたけど、
うん、まさにそれがあの蜂須賀さんの本質なんじゃないかなあ、って思いました。
人を斬るための刀として選ばれなかったこと。
大切に飾られる存在として選ばれたこと。
新撰組の刀のように、元の主と命を介した強い絆では結ばれていなかったこと。
けれど、深く愛されたこと―――
他者を理解し受け入れると同時に、自分自身を理解し受け入れていった蜂須賀さん。
その表情が、どんどんと解けて、ただ綺麗なだけでない深さを帯びていくのが、とても鮮やかでした。
終盤、歴史を守るために元の主を斬ろうとする長曽祢さんを、拳で止めた蜂須賀さん。
刀ステの宗三さんに引き続き、綺麗どころは拳に訴えるのか?!ってちょっと呆然としたけど(笑)、
その後長曽祢さんを諌める蜂須賀さんの表情が、強く攻める口調とは裏腹に、
包み込むような優しさと、凛とした強さに満ちていて、
長曽祢さんとは質の違う、でも深い懐に、やっぱり兄弟だなあ、と思ってしまいました。
その後、近藤さんに背を向けて号泣する長曽祢さんに変わって、
刀を振り下ろす蜂須賀さんの「御免!」という声と白い閃光、その後の暗闇、という流れに、
泣けてしまって、ちょっとしばらく立ち直れませんでした・・・
この盛り上がりの後に函館に行っちゃったらどうしようと思ったけど、さすがにそれはなくて、
ほっとしたような残念なような(^^;)

そんな美しい蜂須賀さんですが、中盤の宴会シーンでは意外な素顔(笑)も見せてくださいましたv
ぎくしゃくする虎徹兄弟をどうにかしようと、堀川くんが宴会を提案してはじめるのだけど、
(「京都では楽しいこともいっぱいあるんですよ」と耳元で囁く堀川くん・・・
 だめだよ、お嬢様に悪いこと教えちゃ!って気持ちになりました(笑))
みんながお猪口とかお茶碗(!)で飲んでいる中、堀川くんが蜂須賀さんに渡したのは大きなジョッキで(笑)。
で、23日はたぶん1/3くらい注いで、それを一気飲みするシーンがあったのですが、
千秋楽は溢れんばかりに注がれてしまって!
困ったように微笑む蜂須賀さん可愛いなあ、さすがにこれは飲めないからどうするのかな、と思っていたら・・・
呑み切りましたよ、蜂須賀さん!
いや、さすがに1回途中で休みましたけど、
でもって、飲み切れずに顎に零れたお酒を、周りから邪道!って言われてた堀川くんが拭いてたけど、
周りの声かけに吹くこともなく、ほんとに!最後まで!!呑み切りました!!!
で、その後の「蜂須賀家は結構荒っぽいんだ」と微笑む姿も美しくv
あの細い体のどこに入っちゃったんだろう・・・?(笑)
その後、歌い踊る新撰組の刀たちを下手の階段に座って眺めながら、
控えめに手拍子したり、歌詞に合わせて猫の手みたいな仕草をしたり、
一升瓶をラッパ飲み(!)したりする蜂須賀さん。
その後も続けざまにソロナンバーがあったりするんですが、全然美しさが崩れませんでした・・・ほんと凄いよ!


沖田組と近藤組(って言わない?)エピソードは結構深く切り込んでいたのですが、
土方組はこのお話では結構さらっとしてたかなあ。
あんまり直接的な絡みはなかったように思います。
でも、それもまた彼らの関係性としてしっくりくるような気がしました。
沖田組が信愛や憧れ、近藤組が信頼だとすると、土方組は対等、という感じなのかなって思った。
というか、土方組の安定感があったから、
この物語は破綻せずにこの終わりを迎えられたんじゃないかな、って思う。

有澤くんの兼さんは、ほんとに男前!
ちょっと俺様な感じを漂わせつつ、要所要所できちっと決めてくるところが素晴らしいと思いました。
怪我をした長曽祢さんを支えて捌けるときに、
「言葉にしなければ伝わらない」と諭すことばもすごく自然だったし、
その後「さあ来い!」と長曽祢さんを背負って、捌けていく姿もかっこよくv
(僕も軽傷だからおんぶして!って言いながら足を引きずって追いかけてた安定くんも微笑ましくv)
ぎくしゃくする虎徹兄弟をどうにかしようと、さりげなく動いている感じが頼もしかったです。
お酒に弱くて、宴会のシーンですぐ寝ちゃうのも可愛かったな。
あのシーンの俳句は、毎回アドリブなのかしら?
ちょっとぐだぐだなところが(酔っ払いですから!)、土方さんの愛刀だなあ、と(笑)。
それにしても、堀川くんがお酒のために質にいれた、
兼さんの部屋にあったキラキラしたものが何なのか気になる・・・
とてもサバサバした感じの兼さんだったけれど、
だからこそ余計に、♪選ばれぬ者 での、
「俺も最後まで一緒だったわけじゃない」(だったかな?)の歌詞が印象的でした。
うん、彼も、選ばれ、そして選ばれなかった刀なんだよね。
でも、その事実を彼はそういうものだと受け止めていた。
受け止めて、だからこそ自分にできることがある、と信じた。
その在り方って、流山で近藤から逃げのびろ!と言われた土方と通じる気がする。
土方も、選ばれて、そして選ばれなかったんだよね・・・近藤勇に、あるいは歴史に。
舞台では、いろんなところを観たくて、どうしても見落としが多くなっちゃっうのだけど、
兼さんだけをじっと見ていたら、また違うものが見えてきたかもしれないな。

で、今回の舞台で、一番私の目を奪っていたのが、小越くんの堀川くんでした。
奉納舞の配信を見た時に、なんて歌が上手で、なんていい表情をする子なんだろう!って、
彼の部分だけ繰り返し見ちゃうくらい心惹かれていたのですが、
舞台で観たら更に魅力的でございましたv
なんというか、私の中のイメージの堀川くんそのままに、更にパワーアップした感じ?
もしかして、この堀川くん極だったの?!(笑)
世話焼きな設定そのままに、ぎくしゃくした虎徹兄弟に兼さんとは違うアプローチで関わったり、
(その結果があの宴会・・・ 正座しての「伏見のお酒をご用意しましたーv」ってめっちゃ可愛かった!)
兼さんとのやりとりも凄く微笑ましかったり(どっちが甘えてるのかわからない感じv)、
ちょこっとコメディパート担当的な部分もあって、それも良かったのですが、
とにかく心惹かれたのが、蜂須賀さんに「君たちにとって元の主とは?」と問われた後の♪理由の在処 。
それまでのほんわかにこにこした雰囲気が、曲が始まった瞬間にふっと色合いを変えて・・・
透き通るように綺麗な表情と、滑らかに感情を伝える歌声に、
目も気持ちも一気に奪われたような気持になりました。
ライビュにご一緒したお友達が、「彼は感情を歌に乗せるのが上手い」と言っていたのだけど、
まさにその通り!
堀川国広という刀が持つ熱く強い想いを、余すことなく伝えてくれたように思いました。
うん、これは蜂須賀さんもわからないなりに何かを受け取ったはず!
堀川国広って、この6振の中では一番古い刀なんですよね。
多分、他の刀とは違う経験をたくさんしていたはず。
その彼が、こんなにも心惹かれる新撰組の絆―――その意味を、ちょっと考えちゃいました。

更には、小越くん、動きにも目を引かれました。
プログラムによると殺陣は初めて、とのことなのですが、全然そんな風に見えなかった!
今回、他が打刀で彼だけが脇差なので、戦い方も足技が多かったり、重心が低かったり、
邪道だったり(邪道ってそういうことなんですか?!とびっくりしました・・・)、
そういう意味で目立っていた、ということもあるのかもしれないし、
衣裳も一番すっきりしていて動きやすかったり、見る側も動きが見やすかった、というのもあるのかもですが、
とにかくキレッキレでめちゃくちゃ雄弁な動き!
一つ一つの動作にメリハリがあるというか、一つの振りの中にいろんなニュアンスを入れてくる感じ?
周りと同じ振りのはずなのですが、彼だけ動きが多いように見えた瞬間もありました。
決めの瞬間も、視線の動きとか、ふっと挟み込む笑みとか・・・
冒頭、彼が客席に向かって刃を向ける決めがあるのですが、
たまたま真正面だった私は見事に切り伏せられました!(笑)
今まで彼のことを知らなかったのが凄い悔やまれます!
他の舞台の小越くんも観てみたいなあ・・・と思いました。


つらつらと書いていたら、こんな長さに!
せっかくなので、新撰組の三人のこともさらっと。

郷本さん演じる近藤さんは、笑い声の印象が凄く強いのですが(笑)、
頼りがいのある兄貴、という感じで、まさに長曽祢さんの元の主だなあ、と思いました。
飄々とした雰囲気で、でも、冷静に全てを見つめている感じ。
沖田くんの「近藤さんにはかなわないなあ」という台詞、まさにその通りでした。
流山から、最期のシーンまで、ほんとに泣かされっぱなしでした。
あの、沖田くんに向かって「稽古しながら歳を待とう」と言う時の笑顔・・・
うん、これは沖田くんも安心して一緒に行くことができるよね、って思った。
眠る沖田くんの頭をなでる手の優しさにも涙。
奥沢に事情があることも、自分を囲む不思議な格好の者たちが、“今”の存在ではないことも、
ちゃんと全部わかった上で、沖田を託し、自分の命を託した。
ある意味トンデモ設定なわけなのですが、それに説得力があったのは、郷本さんだからなのかな?

高木さんの土方さんは、彫りの深い顔立ちと、ちょっと強がる感じの声の張り方が印象的。
いや、一番印象的だったのは、やっぱりあの泣き顔かなあ。
近藤さん、なんて酷い人なんだ!って思ってしまった(笑)。
あそこでシリウスの話するのは反則だよね! 
深読みするしかないじゃないですか(笑)。
近藤さんほど全てを悟れているわけでも、自己完結するわけでもなく、
それでも、彼も全てを受け止めて前に進んでいった。
流山を出た後の彼は描かれなかったけれど、そこにはきっと土方組とのもう一つの物語があったのだと思う。
というか、あってほしいなあ・・・!

栩原くんの沖田くんは、もうまさに沖田総司!という感じでした。
この方、大河でも沖田総司を演じてたんですね。
ドラマとはもちろん違う沖田総司なのだと思いますが、
一度構築された土台があるからこその、あの説得力なのかな、と思ったり。
笑顔がとても素敵だったのですが、同時に思い詰めるような表情に、沖田の焦燥感が感じられました。
強くて、しっかりしていて、でもどこかほっとけない感じが、沖田組と通じるところがあって、
同時に、沖田組がこんなにも彼を想う理由がわかるような気がしました。
この物語の沖田は、病に倒れた後、(多分)歴史修正主義者に近藤が捕えられ、処刑されることを知らされ、
彼を助ける力を与えられる、という言葉に揺らいだ瞬間に、その刀を乗っ取られてしまいます。
結果的に、近藤の手で、その刀は鞘に納められ、沖田は自分を取り戻すのだけれど・・・
これって、安定との対比なのかなあ、なんて考えてしまいました。
そういえば、あの黒猫!
沖田総司と黒猫って、何かで読んだ気がするんだけどなんだったかなあ。
後で調べて見ようと思います。


で、ここまでが1部。
2部はライブなわけなのですが、さすがにこの長さだと強制終了かなあ(^^;)
客席のお嬢様方が持つサイリウムの数と、手作り団扇のクオリティの高さに圧倒されたとか、
仮面舞踏会な登場シーンの衣裳がそれぞれ違和感なくてびっくりしたとか、
でも、あの羽根つき帽子はやりすぎじゃないのかとか、
沖田組、土方組がそれぞれ色違いのお揃いデザインで可愛かったとか、
マント留めが紋だった気がするとか、
兼さんの足の長さに驚嘆!とか、
蜂須賀さんと堀川くん、めっちゃ細い!とか、
安定くんの三角筋が素晴らしいとか、
禊が流行ってる本丸って何事?!とか、
さりげなく加州くんの見せ場を奪う堀川くん邪道(笑)、とか、
安定くんの謎の行動を誰か解説してください、とか、
千秋楽の禊の加州くんがとんでもない!とか、
並んで指の隙間からそれを見る蜂須賀さんと堀川くん可愛いvとか、
新撰組の和太鼓は仲の良さが感じられて良し!とか、
青と白の扇を持って踊るのかっこよかったなあ、とか、
アンサンブルのみなさん、お疲れさまでした!とか、
次回作発表の時に響き渡った歓声と言うか悲鳴凄い・・・とか、
ライビュ特典映像の兼さんと堀川くんの仲良しっぷりに誰かつっこんでやって!と思ったとか、
いろいろ書きたいことはあるんですけどね・・・て書いてるか(笑)。
とりあえず、今作は我慢できずにDVD買っちゃいそうな予感がひしひしとしています。
ま、それもいいかな(笑)。

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