今年の一本目

は、ちゃんと舞台を観に行っているのですが、
観劇記録を書く前に、もう叫ばざるを得ない状況なものを観てしまったので、
ちょっと叫ばせてください!
いやー、今年もまだまだ嵌り続ける未来が見えるよ(笑)。


映画刀剣乱舞

2019.1.18 ユナイテッドシネマ前橋

脚本:小林靖子
出演:鈴木拡樹、荒牧慶彦、北村諒、和田雅成、岩永洋昭、定本楓馬、椎名鯛造、廣瀬智紀、
   八嶋智人、山本耕史 他


というわけで、行ってきました、映画刀剣乱舞!
初日に映画を観に行ったのって、初めてなんじゃないだろうか(笑)。
たまたま他の用事でお休みをもらっていたこともあり、
結構ハードな一日だったので、自分へのご褒美に行ってきたんですが・・・
なんというかもう大きなことから些細なことまで、語り合いたかったり叫びたいことがあまりにも多すぎて、
どうしようかと思いました。
終盤の怒涛の衝撃の波状攻撃には、もう息も絶え絶えという感じでしたよ(^^;)
とりあえず、改めて思ったのは、
私はこの「刀剣乱舞」という世界が本当に好きなんだなあ、ということと、
「とある本丸」という設定は本当に最強だ!ということ。
ほんとにしみじみ思ってしまいましたよ。

以下、思いっきりネタバレします。
だって叫びたいから書いてるんだから!
でも、この映画は絶対ネタバレ踏まずに観に行った方がいいので、
もしこの辺境ブログに迷い込まれた未見の方がいらっしゃいましたら、
今すぐ回れ右して、絶対読まないでくださいね!


今回、脚本が小林靖子さんということでかなり話題になっていたのですが、
実は私、これまで小林さんを存じ上げていなくて(^^;)
SNSなどで、期待と同じくらい(誰か折れるんじゃないかという)不安の声を目にしていたわけですが、
今日見て、そう言っていた方たちの気持ちが本当に良くわかりました。
これは心臓に悪いわー。
でも、それ以上に興味深かったです。
これまで、刀剣乱舞はいろんなコンテンツで「とある本丸」の物語が展開されていたわけですが、
ここまで審神者と刀剣男士の直接的な関係性に踏み込んできたものはなかったように思う。

物語の最後に示された、この映画の副題―――「継承」すなわち、審神者の代替わり。

この映画の主題として、最初から明かされていた信長の死の真実と同時に、
裏の主題として更に深く描かれていた、「継承」。
そして、それに伴う審神者と刀剣男士―――特に、三日月宗近との関係性に、
終盤はもう、呆然とするしかありませんでした。

今回の映画では、刀ステのキャストの多くが(ほんとに!)同じ役として出演しています。
刀ステは、本当に私の中に深く斬りこんできたシリーズだったので、
映画を観ながら刀ステでの彼らの関係性が浮かんでしまうのではないかとちょっと心配だったのですが、
それは、全くの杞憂でした。
本当に、一瞬も思い浮かばなかった!

同じ姿。
同じ声。
同じ過去。
でも、そこにいる彼らは、人の身を得た後、彼らだけの時を歩んできた彼らだと、
そう感じさせる説得力がありました。

鈴木くんの三日月さんは、やっぱり秘密主義で全てを背負おうとする感じなのだけれど、
どこか不器用な印象もあったり。
でもって、舞台の三日月さんとは明確に“守りたいもの”が違ったように思います。
歴史を守る、というのは同じなのだけれど、刀ステの三日月さんは大きな流れとしての歴史を守りたくて、
映画の三日月さんは、自身が言葉にしていたように、その大きな流れに巻き込まれていく、
名もなき小さな存在をこそ守るために歴史を変えさせたくないように感じました。
そんな単純なものではないとは思うけど、ざっくりとした感覚だと。
それからmなんというか、この三日月さんは、審神者に殉じたかったんだろうな、と思った。
この本丸で、審神者と三日月さんがどのくらいの長さの時を共有していたのかはわかりません。
少年が年老いるほどの長い時間だったのか、もともと高齢の審神者だったのかもわからない。
けれど、この二人の間には、確かに共有した時間があって、
そして、三日月さんは審神者亡き後の本丸にいることを―――置いていかれることを、是としなかった。
そう、感じました。
それはもしかしたら、刀ステで描かれた義輝に使われなかった、ということが、
頭にあったからなのかもしれない。
でも、いずれにしろ、物語終盤の三日月さんの破滅的な思考の流れ(と私には思えた)は、
もう観ていて本当に辛くて、腹立たしくて、そしてなにより悲しくて仕方がなかった。

刃を突きつけられた骨喰くんに表情を歪めながら、それでも信長の望みを拒否する声。
他の刀剣男士たちを送り返した後の、淡い、けれどもどこか満足そうな笑み。
(そのあと、その目がさーっと殺気に彩られるのには鳥肌立ちました!)
戻ってきた長谷部たちから、審神者の言葉を伝えられた時の、寄る辺ない子どものような表情。
そして、最後の最後に審神者に向けられた儚い、けれど強い決意の感じられる視線。

特に最後の表情は、もう涙なしには見れなかったわけなのですが、
でも、この表情でおくられたなら、
審神者はきっと心穏やかに次代へ彼らを、未来を託すことができたんだろうな、と思いました。

最後、小さな審神者(これもほんとに驚きました・・・!)に抱き付かれて、
彼女を背負いながら空を見上げる三日月さん。
優しく目を細めたその笑みはとても穏やかで、
でも同時にその背の小さく温かな存在がこれから立ち向かう修羅の道を確かに見据えていて。
空に向けた最後の台詞は、先代審神者に向けたものだったのかな、と思ったのもあって、
やっぱり泣きたくなってしまいました。


山姥切くん役は荒牧くん。
綺麗と武骨が良い感じに同居していて素敵でしたv
ここの本丸の山姥切くんは無口なんだなあ・・・口よりも目と行動で語る感じ。
薬研くんだったかな(?)に、三日月さんの行動によっての対応を聞かれたとき、
無言で鯉口をカチっとさせるのとかね。
三日月さんに対しても、翻弄されてるけど割とフラットな立ち位置だったかな、と。
でも、仲が悪いわけではなくて、理解しようとしている、
或いは、理解しているからこそ状況によっては刀を向けることも厭わない、という感じでした。
そういえば、2回目の出陣の前に座敷にいるときに、布にくるまるような感じになってるのが可愛かったv
殺陣は、鞘を使うのは刀ステと同じようでしたが、映像だと雰囲気が全然違いますね!
薬研くんとの夜戦での共闘は、あまりに素早すぎて良くわかりませんでした(笑)。
殺陣の違いは、もちろん他の刀剣男士たちも同じで。
あの緩急は映像処理なのだと思うけれど、山姥切くんの布捌きとか、
三日月さんの切っ先の鋭さとか、長谷部くんの力強さとか、
短刀の冷や冷やするような距離感とか、映像ならではな感じで新鮮でした。
でもって、その一瞬一瞬のかっこよさに全く綻びがないみなさん、凄すぎる・・・!

薬研くん役は北村くん。
刀ステでは見守る感じの立ち位置だった薬研くん。
予告では彼の傷が深く抉られるんじゃないかとハラハラしていたのですが―――そうか、記憶の方か!
そうだよね、彼も焼けてるから、記憶が抜け落ちててもおかしくないんだよね。
記されている歴史が、正しいわけではない。
正しくはないけれど、歴史として間違っているわけではない。
そのトリック的なことを、思い返すとたくさんの細かな伏線を張り巡らして描かれていたことに気づいて、
これが小林靖子女史の脚本なのか!と。
いやほんとに、歴史ミステリーとして十分成り立つよ!と思いました。

信長が最期に手にした薬研藤四郎に語りかけた言葉。
焼け落ちた安土城から、秀吉が拾い上げた薬研藤四郎らしき短刀。

ああ、あの瞬間の八嶋さんの秀吉の表情も良かったなあ・・・!
最初、眼鏡をかけてない八嶋さんに凄い違和感があったんですが(笑)、
何というか、とても人間らしい秀吉だったなあ、と思います。
信長の死を知らされて泣きながら転げまわるほど信長を敬愛しているのも秀吉も真実なら、
その瞬間に捕えた天下人への道筋へ躊躇わず手を伸ばし、安土城に火をかけるのも真実の秀吉。
その一見矛盾した感情が、とても自然なものに感じられました。
そして、心底恐ろしいのに、憎めない秀吉だなあ、と、短刀を拾い上げた時の表情を見て思いました。

長谷部くん役は和田くん。
印象としてはちょっと幼い感じかなあ。
一緒にいる岩永さんの日本号が凄い頼りがいのある兄さんなので、余計にそう感じたのかも。
というか、この二人の並び、なんだか凄い和み系でしたv
信長に対しては結構割り切っちゃってるというか、あんまり執着は感じられなくて、
むしろ審神者に対する気持ちの方が強く感じられて、これも正しい長谷部くんだなあ、と思いました。
それにしても、和田くんの長谷部くんの戦ってる時の顔、めっちゃかっこいいよね!

日本号さん役の岩永さんは、初めて拝見する方ですが、
上記のとおりほんとに頼りがいのある日本号さんでした。
長谷部くんも不動くんも三日月さんも、とにかくちゃんとフォローしてくれてるの。
まあ、あのごまかし方は刀ステの山伏さんといい勝負な感じでしたが(笑)。
戦っている時にアップになると、日本号本体の螺鈿(かな?)がとても綺麗でした。
あと、先に白い鳩が止まるの、凄い癒されたv
それにしても、山姥切くんも日本号さんも、あの手紙はご本人が書いたのかな?

骨喰くん役の定本くんも初見ですね。
ビジュアルの完成度、凄い!
俯いたときの横顔のラインとか髪の毛の感じとか、とっても綺麗。
顕現したばかりの綺麗な人形のような彼の目が、どんどん変わっていくのが印象的でした。
終盤、三日月さんに向けたあの目は、もう全然人形には見えなかった。
彼の見つけた“守りたいもの”は、多分三日月とは違うのではないかと思う。
それでも、彼がモノから人へと変わっていったその過程に、三日月さんの存在は凄く大きくて、
二人の関係性が好きな私的には、あのシーンはなんだか本当に嬉しかったのでした。

不動くん役は椎名くん。
彼は顕現してしばらくたっているんだろうなあ。
何度も本能寺に行って、自分の中でちゃんと信長の死も蘭丸の死も割り切っているけれど、
それでも後悔も痛みもなくなりはしない。
それが、あの甘酒の本数に現れていたように思います。いや、真面目に。
蘭丸が不動くん本体を抜く瞬間に不動くんが映るシーンには、最初に泣かされました。
というか、蘭丸、健気すぎる・・・!
というか、蘭丸、お前が元凶か!(え)
本丸での戦闘シーンでは、バク転とか、敵に乗りかかってとどめとか、
刀ステの動きを彷彿とさせる瞬間もあって、ちょっと嬉しかったりv
でもって、新審神者を見たときの笑顔に癒されました・・・

鶯丸さん役の廣瀬くん。
すっっっごいできる男な鶯丸にちょっとびっくりしました(失礼な)。
いや、鶯丸さんって言動で誤解を生みやすいけど、刀ステでも冷静だし洞察力凄いし優しいし行動力あるし、
きっとできる男なんだろうな、とは思っていたんだけど、
いざ目の前で天然風なやわらかさはそのままにその優秀さを見せつけられると、
さすが古備前!と拍手したくなっちゃいます。
あの審神者と三日月さんに留守を任されるだけあるなあ、と。
戦わずに終わるのかな、と思ったら、最後にとても優美な殺陣を見せてくださいました。
それにしても、あの髪色が映像で違和感なく似合う廣瀬くん、凄い・・・

無銘→倶利伽羅江役、土屋神葉くん。
まさかここで新刀剣男士が来るとは・・・!!
びっくりしたけど、それよりも何よりもほっとしました。
いや、無銘の正体、本丸を出奔した不動くんや、
遡行軍に取りこまれた蘭丸だったら辛いなあ、と思ってたので(^^;)
明智光秀の刀、ということだけど、8面で実装されるのかなー。
その時はきっと土屋くんがCVだよね。
EDで桔梗紋ぽい紋が映った気がしたけど、あれが彼の紋かな。
彼がどうやって本丸にやってきたのか、実は良くわからなかったのだけど、
もしかしたらボスドロってことなんでしょうか・・・?
え・・・じゃあ、戦闘でドロップする刀剣男士って、遡行軍に洗脳されてるってことなの?!
この辺小林さんのオリジナルなのか、公式設定なのかちょっと気になる・・・


信長役の山本さん。
さすがの貫録でございました。
事前配信の映像にもあったけど、あの「大儀であった」はとんでもないよ・・・
三日月さんとのやりとりは、それぞれに笑顔と言葉の裏に何かを潜めている感じで、もの凄い緊張感でした。
この信長だったら、薬研くんや不動くんにも会わせてあげたかったなあ、なんてちょっと思ってみたり。


人物を中心に雑感を書きなぐりましたが、そのほか細かいことも凄いいろいろ凝ってて楽しかったです。
時間遡行の方法とかも、刀剣男士は桜吹雪で、
時間遡行軍は雷なのはどういう違いなのかな、とか、興味深かった。
というか、あの時間遡行の方法、とっても綺麗ですね。
狛犬ならぬ狛こんのすけも可愛かったv
本丸の内装もお洒落な感じだったし(大きな花瓶に竹が一本生けてあった気がするんだけど気のせい?!)、
庭の作りもゲームの景趣に似ている気がしたし。
審神者の代替わりシステムもなるほどなー、という感じでした。
ちっちゃい審神者を囲んで遊ぶ刀剣男士たちの姿もほんとに微笑ましくv
みんなおじいちゃんみたいなものだものねー(え)。
だるまおとしは勢いだけじゃダメなんだよ、と長谷部くんに教えてあげたい(笑)。
でもって、ちっちゃい審神者のお目見えシーンで、刀ステキャストがたくさん集まってくれたの、
めちゃくちゃびっくりしたし、心底嬉しかったです。
びっくりしすぎて誰がいて誰がいなかったのかちゃんと確認できなかったけど。
鶴丸さんと大包平はいなかった気がするんだけど、どうだったかな・・・

そういえば、映像で、本丸は鮮やかすぎるほど色鮮やかだったのに、
遡行先はちょっとくすんだ感じの色合いだったのが、場面転換としてわかりやすいだけでなく、
過去というのはそんな風にどこか不確かな部分がある、ということなのかなあ、と深読みしたくなりました。

そんなこんなで、とっても楽しめましたが、
同時にいろいろと打ちのめされたりしていたので、たぶんたくさん見落としがあるだろうなあ。
とりあえず、これまでの雑誌のインタビューとかパンフレットとか熟読して、
次に観に行く時に備えたいと思います。
ムビチケ分だとあと3回はみれるしね(笑)。


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