ギャップ萌え?
観劇な週末を終えて帰宅いたしました。
今回は、二人芝居の朗読劇と、ミュージカルコンサートという全く違う組み合わせ。
どちらも本当に素晴らしくて大満足でしたv
体力と当日券があれば、夜のコンサートも観たかったなー、なんて思いつつ、
明日お仕事なので素直に帰ってきました。
今頃は夜のコンサートも終わる頃かな?
またこういうコンサート、ぜひ行きたいです!
というわけで、記録をちょこっと。
Brand New Musical Concert 2019
2019.8.11 マチネ 東京オペラシティ コンサートホール 1階4列20番台
指揮:井村誠貴
演奏:ブランニューチェンバーオーケストラ
出演:中川晃教、加藤和樹、伊礼彼方、田代万里生、イ・ソジョン、藤尾正明、山野靖博
というわけで、久々のミュージカルコンサートでした。
チケットを取ったのがずいぶん前で、出演者はアッキーしかチェックしてなかったので(・・・)、
あれ?女性は一人だけ??とちょっとびっくりしてしまいました(笑)。
開演前からロビーにプログラムが張ってあって写真は撮ったのですが、
せっかくなので中身は敢えて確認せず。
結果、何度も聴いた大好きな曲があったり、初めて聴く曲があったり、
初めてじゃなくてもこの人が歌うんだ!とか、こんなアレンジなんだ!とか、
最初から最後まで本当に楽しませていただきましたv
せっかくなので、曲の感想を中心に記録してみようかと思います。
MCの位置とか、言葉とか、結構記憶が曖昧なので、間違ってたらご容赦ください!
《プログラム》
第一幕
♪ Another Day of Sun(「La La LAND」より)
舞台上、オーケストラのみなさんの前にキーボード(電子ピアノ?)とマイクが4本。
始まってみたら、田代くんがキーボードを弾いて、
藤岡くんと加藤くんがギターを弾いて、
伊礼くんがカウベルを叩くという、なんとも楽しいセッションが始まりました!
上手前方席だったので、アッキーがいない?!と一瞬焦ったのですが、
下手奥でピアノを弾いていたのですね。
出てきてくれてほっとしました(笑)。
この映画は観ていなので、どういう曲かはわからなかったのですが、とても楽しい雰囲気v
というか、タキシードでギター弾く加藤くんめっちゃかっこいいんですが?!
途中のMCで、普段はロックなライブをしていると言っていましたが、
ちょっと行ってみたくなりました。
その後ちょこっと自己紹介的なMCがあったかと。
藤岡くんが加藤くんにちょっかいかけてたのが微笑ましくv
・・・うん、この時点ではまだ微笑ましい感じだったと思う(え)。
♪ ジャーニーホーム(「ボンペイ ドリームス」より)
加藤くんによるジャーニーホーム。
浦井くんで何度も聴いているので、最初はちょっと違和感があったのですが、
それも一瞬のことでした。
こういう聞かせる感じの穏やかな曲の加藤くんは初めてな気がするなー。
パイプオルガンを染める刻々と変わる空みたいな照明と相まって、
なんとも壮大で、希望に溢れる曲のように感じました。
加藤くんの甘く滑らかな歌声が、とても合っていたように思います。
♪ Field of Angels ~天使の園~(「GOLD」より)
続きまして伊礼くん。
白いスーツをびしっと着こなして、朗々と歌う姿はとても貫録がありました。
歌詞と衣裳の雰囲気から、何だか聖職者っぽいなあ、なんて思いました。
どこかで聞いたことのある曲だなあ、と思ったら、「GOLD」の曲だったんですね。
この演目もまたいつか上演して欲しいなあ。
♪ Fly Fly Away(「Catch Me If You Can」より)
藤岡くんの歌声は、ほんとにテクニシャンな感じだなあ、と思います。
この曲は初めて聴いたのだけど、ちょっとゴスペルっぽい? 記憶違いかな?
いずれにしても、自分の声を自在に操ってる感があって、
聴いていてほんとにワクワクしてしまいましたv
♪ バタフライ(「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」より)
今度田代くんが出演される日本初演のミュージカルから。
蝶の小さな羽ばたきが風を起こし、蝶をまだ見ぬ海へと連れて行く、という感じの歌詞だったかな。
田代くんの癖のないまっすぐで肌触りの良い歌声がとても心地よかったです。
このミュージカル、観にいく予定はなかったのだけど、ちょっと気になるなあ・・・
この後、確か田代くんと加藤くんとアッキーでMC。
田代くんと加藤くんは初共演らしいのですが、お互いの舞台は観ていて。
でもって、「エリザベート」の舞台稽古中に加藤くんからお菓子の差し入れがあって、
田代くんの中では「お菓子をくれる人」という認識ができあがってるのだとか(笑)。
そんな話をする二人の間でにこにこしているアッキーが可愛らしくv
「僕にもお菓子ちょうだい」的なおねだりをしていました(笑)。
で、その流れの後、こちらも新作ミュージカルからということで・・・
♪ 真実の鏡(「怪人と探偵」より)
加藤くん演じる明智小五郎の曲、とのこと。
めっちゃ苦悩してるよ明智小五郎!
自分の正義が正義なのかどうか・・・という感じの曲?
江戸川乱歩は子供用のものを子どもの頃に読んだきりなのだけれど、
この曲がどんな場面で歌われるのか、凄く気になりました。
♪ 世界で一番綺麗な宝石(「怪人と探偵」より)
アッキー演じる怪人二十面相の曲、とのこと。
凄いな、めっちゃアッキーに似合ってる!!
二つの心に反射するから愛は美しい、的な歌詞だったのだけど、
怪人の全能感と傲慢さと孤独が感じられて、これまたどんな状況なのか気になります。
神奈川遠いから、あまりチケットとってないんだけど、増やしちゃおうかなー。
って、開催者の思うつぼ?(笑)
ここで伊礼くんと田代くんのMC。
衣裳が赤と白!ってテンション上がってる二人が可愛らしくv
二人が初めて同じ作品に出たのが、2009年の「エリザベート」でのルドルフだったのだとか。
ダンスシーンの足を振り上げるところで、膝を曲げてかっこよく踊れない田代くん、
というのを伊礼くんが実演してくれました(笑)。
「今もあんまり変わらない・・・」とぽつりと言う田代くん。
大丈夫、フランツはワルツが踊れればOK!(え)
その後が2014年のスリミだったのだとか。
で、今回二人で歌うのに、リクエストをし合ったらしいのですが、
田代くんがリクエストしたのが、次の曲で。
♪ 僕の眼鏡/大人しくしろ(「スリル・ミー」より
まさかこの曲をリクエストするとは!と伊礼くんが驚いていました。
うん、私も驚いた!
観たことのない方のための田代くんの状況説明が凄いわかりやすかったです。
演技寄りにする?歌寄りにする?ってその場で話し合ってて、
両方混ぜ合わせた感じに、的な流れになったのですが・・・
いや、これで演技寄りじゃなかったら、演技寄りってどんな感じなの?!
と思ってしまうくらいの緊迫感でした。
前後の状況ががーっと思い浮かんじゃって、
田代くんの表情が意味深で深読みしたくなる感じで、うわあ!!と内心叫んじゃいました。
伊礼くんの“彼”の傲岸不遜さというか底の浅さというか・・・なんか懐かしかったです。
オケの演奏でのこの曲は、ドラマティックではあったのだけれど、
ピアノだけの、あのヒリヒリするような閉塞感というか、緊迫感は薄れてて、
この演目はやっぱりピアノ一本がいいなあ、と思ってしまいました。
オケだと、何だか違うミュージカルになっちゃうような感じで。
でも、この前の上演が観に行けなかったので、ここで聴けて嬉しかったです。
♪ 愛していれば分かり合える(「モーツァルト!」より
アッキーとイ・ソジョンさんのデュエット。
イ・ソジョンさんは日本語で歌ってくださいました。
ちょっと歌いにくそうなたどたどしさはあったけれど、
アッキーとの声の重なりが凄く厚みが感じられて、聞き惚れてしまいました。
イ・ソジョンさんが鮮やかなピンクのドレスで、
アッキーがスタンダードなタキシードから右肩に赤い模様の入った黒いジャケットに着替えていて、
コンスタンツェとヴォルフガングっぽいなあ、と思いましたv
♪ The Proposal/The Night was Alive(「タイタニック」より)
1回しか観たことのないミュージカルなのですが、
藤岡くんの歌声を聴いたときに、舞台の上のシーンがふわっと思い浮かびました。
2曲が混ざり合った風に聞こえたのだけど、もともとこういう曲だったっけ?
加藤くんが歌う姿を、藤岡くんが凄く優しい表情で見ているのが印象的でした。
♪ Estrellas(スターズ)(「レ・ミゼラブル」より)
伊礼くんのスペイン語版♪スターズ。
最初何語?!と思ったけど、南米っぽさがあるからスペイン語かなー、と思ったら当たってました。
って、凄い頭悪いこと言ってるな、私(^^;)
でも、同じ旋律で、今まさにジャベール役な伊礼くんが歌ってるのに、
なんだかカラッとした明るい雰囲気で、南十字星が見えるような気がしてしまいました。
言葉のイメージって大きいんだなあ。私だけかもですが。
で、出てきた藤岡くんとちょっとじゃれあった後(笑)、
かっこいいロックな曲、ということでこちら。
♪ What You Own(「RENT」より)
うんうん、めっちゃかっこよかったです!
っていうか、伊礼くんのマーク、凄い強そう(笑)。
多分この曲で二人がどつきあうんだけど、藤岡くん飛ばされてたよね?(笑)
藤岡くんのロジャーも、陽性の強いロジャーだなあ、と思いました。
なんというか、そういう葛藤を既に乗り越えた二人というか。
ミュージカルでも、未来に向かう力に溢れた曲なのだけれど、
そこにあった未来への不安とか、そういうものを吹き飛ばしちゃうようなパワーがありました。
♪ Seasons of Love(「RENT」より)
そして、1幕最後はこの曲。
全員が並んだところで、予測はついたのですが、やっぱりあの前奏を聴くと泣けてきますね。
個人的に涙腺直結な曲なので(^^;)
途中のゴスペルっぽいソロはイ・ソジョンさんとアッキーだったと思います。
それもなんだか凄い嬉しかったなあ。
照明が、虹のような6色で一人一人を彩っていたのもとても綺麗でした。
第二幕
♪ ジャージー・ボーイズ・メドレー(「ジャージー・ボーイズ」より)
それぞれに黒いスーツを纏っての、男性6人のメドレーでした。
あれ?6人?と思ったら、山野くんがしれっと参加していてびっくり!
(事前に出演者確認しようよ、私(^^;))
アッキーオンステージな感じはありつつも、6人のハーモニーがとても美しくv
♪君の瞳に恋してる で、藤岡くんと伊礼くんと加藤くんがアッキーに纏わりついたり、
藤岡くんが山野くんとチークを踊り出して、ほっぺにキスをねだったり、
(直前に藤岡くんが顔を正面に向けて、あわや!な感じになってました・・・頑張れ山野くん!)
なんだかわちゃわちゃだけど楽しかったですv
その後のMCで、山野くんが紹介されたのだけれど、
藤岡くんに「どのくらい低い声がでるの?」って言われて歌いだして、
それにアッキーが乗って、伊礼くんと藤岡くんもハモって・・・というちょっとテンション上がる流れの中、
下手でJB未経験組の二人が所在なさそうに並んでこそこそ話してました(^^;)
伊礼くんだか藤岡くんだかに「参加しろよ!」って言われてたけど、結構無茶ぶり?
「昨日は俺一人だったんですよー」って加藤くんが田代くんに泣きついてたのも微笑ましかったですv
いやでも、いつか二人もJB出てくれたらいいのになー。
二人ともボブとか似合いそうv
♪ 明日への道(「ルドルフ・ザ・ラスト・キス」より)
田代くんのルドルフ。
爽やかなのにどこか危ういというか、ちょっと胡散臭い感じが見事にルドルフかと!
(褒めてます、念のため!)
こういうノーブルな感じの曲、ほんと似合うよねー。
どこかのMCで、伊礼くんが自分のことを職業貴族(貴族の役ばかりやる)、
田代くんは日本の貴族的なことを言ってたけど、うん、そんな感じ。
因みに藤岡くんや労働者らしいです(笑)。
♪ 炎の中へ(「スカーレット・ピンパーネル」より)
田代くんと加藤くん。
このミュージカルは観ていないので、どういう役でどういう状況なのかはわからないけど、
革命を起こすぞー!的な感じの若者っぽい曲だな、と思いました。
何も恐れるものはない、未来はこの手の中に!的な。
うん、まあ、こんな二人が先頭に立ってたら、一緒に蜂起したくなっちゃうかもね?
その後二人でMC。
加藤くんが「凄い先輩ばかりで緊張してます」的なことを言って、
それに田代くんが「本当にそうだよね!」と同意して、
加藤くんが「田代さんもそうですよ!」的なことを言うのだけど、
田代くん、「いやいや僕は。でも、凄い人ばかりだよね!」と真顔になり、
「みんな、ほんとに自由で!」と!
そこか!と思わず内心でつっこみました(笑)。
加藤くんも笑いつつ同意していて、「リハーサルと全然違うことやってくるし・・・」と。
どこぞの青と白のおじいちゃんですか?(@刀ステ)
この間観たミュージカルで、原田優一さんが、同期がアッキーと藤岡くんとソニンちゃんで、
めっちゃ濃い!的なことを言っていたのを思い出しました(笑)。
その後、イ・ソジョンさんを呼んで彼女のプロフィールを加藤くんが説明。
寡聞にして存じ上げていませんでしたが、あの歌声はなるほど!と思う経歴でした。
その後田代くんが「日本で歌ってみての感想は?」と、
にこやかに笑いつつ結構な圧で繰り返し訪ねてました(^^;)
♪ 命をあげよう(「ミス・サイゴン」より)
その流れでイ・ソジョンさん。
英語歌詞なのですが、情景が思い浮かぶ感じなのがさすが。
実際の舞台ではどうだったのかはわかりませんが、
個人的には信じることで未来に向かう明るさのあるキムだなあ、と。
♪ 神よ何故?(「ミス・サイゴン」より)
藤岡くんのクリスは本当に久々。
そして、やっぱり素晴らしいクリスだなあ、と。
彼が歌いだした途端、舞台の上の空気が一気に塗り替えられたような気持ちになりました。
物語を知っている、というのもあると思うのだけれど、
1曲で一人の男の背景と現状と感情を、説明的ではなく伝えられるのって、ほんとに凄いと思う。
♪ 最後のダンス(「エリザベート」より)
伊礼くんのトート。
凄い野獣系なトートだなあ、と思いました。
もうグイグイくるんですよ。圧がめちゃくちゃ強い!
でも、最後の「エリザベート!」というフレーズは、ちょっとルキーニ入ってた気がする。
どっちも似合いそうだなー。
猪突猛進なトートと、めっちゃ男前で色悪な感じのルキーニ。
でもって、この曲で山野くんがコーラスに入ってたんですが、
凄い良い仕事してるな!と思いました(上から目線ですみません・・・)
彼の低音と伊礼くんの高音の重なり合いがとても気持ちよかったです。
オケの最後列中央に陣取ってたのですが、その後の曲でも、凄い楽しそうににこにこしながら、
隙のないコーラスで歌声に厚みを付加してくれていたように思います。
♪ Anthem(「チェス」より)
田代くんのアンセム。
故郷を捨てる一人の男の郷愁と決意。
そういう強く綺麗なものに、わずかに傲慢さのようなものが薄物のように重なる感じが絶妙。
田代くんのアービターの作りもの感というかAIっぽさみたいなのも好きだったけど、
こういう無自覚に傲慢で無責任に優しいアナトリーも似合いそうだなあ、と思いました。
というか、「CHESS」、コンサートでいいから再演してください!
この後出てきた藤岡くんと伊礼くんと3人でMC。
年齢の話になって、伊礼くんが1学年上で、その下に藤岡くん、アッキー、
その1個下に田代くんで、更に下に加藤くん。
みんなが中学生の時、加藤くんは小学生だった!という流れに(なぜ?)。
(その後のMCで、加藤くんの仇名が「ランドセル」に決定したと言ってました・・・
頑張れ、加藤くん!)
どんな中学生だった?的な話になって、
伊礼くんは、次の衣裳みたいな裾が長くて襟が詰まって裏地が派手なのを着てた、と(長ラン?)
藤岡くんは、そのまま大工仕事ができるみたいな、と(ボンタン?)。
で、田代くんは「タキシードを新調してました」と。
えーと・・・ネタですか?事実ですか?とめっちゃ問い詰めたくなったけど、
うん、まあ事実なんだろうなあ、田代くんだし(^^;)
で、イ・ソジョンさんを呼びこんで、3人の中で誰が好みか?と尋ねてみたり。
次の曲に繋げる流れで、ソジョンさんが「私は男性は好きじゃない」と言ってるのに、
重ねて尋ねる伊礼くん・・・つっこむ藤岡くん・・・苦笑いする田代くん・・・中学生男子か?!
ソジョンさんに、「結婚されてますよね?」と言われて、
動揺しつつ忘れてた!とシレっと言う藤岡くんと、重ねて尋ねる伊礼くん。
何とか次の曲につなげようと、「私が好きなのはアーキテクト」と言うソジョンさんに、
三人ともふられたんですねー、じゃあ、三人でプールに行くか!と捌けていく三人。
もう一度大声で言いたい。
中学生男子か!
多分半分くらいは(え)リハーサル通りの演出だったのだろうけど、
ソジョンさん、ごめんなさい!と本気で思ってしまいました(^^;)
♪ I Love Piano(「Stop! Look! Listen!」より)
で、その流れからのソジョンさん。
知らないミュージカルの初めて聴く曲ですが、ジャズっぽい感じで、
キュートで色っぽくて、でもコミカルな感じもあって、
さっきのキムとは全く違うソジョンさんの雰囲気に魅了されました。
♪ This is the Moment(「ジキルとハイド」より)
伊礼くんのジキル博士。
先程の中学生の名残は全くない大人な博士でした(笑)。
大好きな曲を、本当に素敵に、気持ちよさそうに歌い上げてくれて、
聴きごたえ満点だったのですが、先程のトークが蘇って、
長めの衣裳が長ランに見えてしまったので、目を閉じて聴いてたのは許してほしい(^^;)
その後の「フランケンシュタイン」からは3曲。
♪ ただ一つの未来(「フランケンシュタイン」より)
♪ 君の夢の中で(「フランケンシュタイン」より)
♪ 偉大な生命創造の歴史が始まる(「フランケンシュタイン」より)
二人の物語をなぞるような3曲に、思いっきり泣かされてしまいました。
二人の出会いと、それぞれに向かう想い。
♪君の夢の中で という曲があるからこそ、♪偉大な生命創造の歴史が始まる は説得力を持つ。
二人のアンリとビクターを見た時に、そう強く思ったのを思い出しました。
来年の再演、チケットが取れるか甚だ不安なのだけれど、
二人の組み合わせ、1回でも観れたらいいなあ・・・!
そういえば、アッキーが歌っている時、角度的に下手のギタリストさん(?)が見えたのだけど、
凄く真剣な表情で聴いてくれていて、
歌が終わった後拍手してくれてたのがなんだか凄い嬉しかったですv
このあと、藤岡くんと加藤くんが出てきてMC。
入れ替わるように無言で掃けていくアッキー(笑)。
「フランケンシュタイン」の内容を加藤くんがちょっと説明してたかな?
この曲を聴くとテンションが上がる的なことを言ってた気がします。
そうこうするうちに、アッキーがジャケットを着替えて登場。
黒から白、しかもノースリーブ!
青い蝶ネクタイはファッションでわざと外していたらしいですが、
ノースリーブとあわせて藤岡くんがめっちゃつっこんでいました(^^;)
で、このお二人にぜひ歌ってもらいたい曲!と加藤くんが紹介して・・・
♪ The Other Side(「The Greatest Showman」より)
をアッキーと藤岡くんで歌ってくれました。
実は私、この映画は観ていなくて。
しかも英語はからきしなので、二人がどういう役で、
どういう状況の曲なのか全然わからないのだけれど、
丁々発止とやり合う二人が、いつの間にか通じるものがあって、
そこから何かが生まれる的な状況?とちょっと思いました。
きっと外れてるけど(^^;)
録画はしてあるので、近いうちに観てみようと思います。
♪ This Is Me(「The Greatest Showman」より)
フィナーレとして全員で。
それぞれソロパートあり、コーラスありで、
一人一人の歌声と、それらが重なるハーモニーを堪能できる贅沢な1曲でした。
山野くんの歌声も聞こえたよ!
アンコールの前のご挨拶では、
加藤くんが自分たちも観客も、今まで触れたことのないミュージカルを知ることができる的な感想を、
凄く丁寧に言ってくれてるのに、藤岡くんが「真面目か!」と突っ込んでました(笑)。
・・・だれか藤岡くんにもつっこもう?
とりあえず、頑張れ加藤くん!
アンコール曲は、日本ではまだ上演されていない、いつか上演されるかもしれないミュージカル、ということで、
♪ Your Song(「ムーランルージュ」)
を全員で歌ってくれました。
これ、最初のフレーズがアッキーのハイトーンだったのだけれど、
この声が響いた瞬間、ソジョンさんが「Wow!」という感じに、
驚いた顔からぱっと笑顔になったのがとても印象的でした。
うんうん、アッキーの歌声は凄いよね!
私も、わーい!と一気にテンション上がりましたv
その後、藤岡くんの歌声でも同じような表情をされていたかな。
二人の歌声が、ソジョンさんの好みだったのかもしれませんね。
というか、ブロードウェイで通じる歌声、ということなのかも?
そんなこんなで、期待通り聞き応え満点のコンサートでした!
出演者それぞれに異なる魅力のある唯一無二の歌声だなあ、と改めて思いました。
MCは中学生男子なのに、歌うととんでもなく魅力的って、ほんととんでもないと思う!
これがギャップ萌えというやつなのでしょうか・・・?
人それぞれ好みはあるし、曲や役に合う声や歌い方、というのもあるし、
今回の選曲は、それぞれの持ち歌に加えて結構挑戦的な部分もあったのかな、とも。
うん、ほんとに贅沢な時間でした。
オケの指揮に加え、自由奔放なアーティストたちを相手取って、
指揮者の井村さんはほんと大変だったろうなあ、と思うけど、
井村さんもオケのみなさんも、一緒に楽しんでらっしゃるように見えたのも嬉しかったです。
2019とついているということは、2020もあるのかな?
次の機会もあるのなら、ぜひまたこの贅沢な時間を堪能させていただきたいな、と思います。
今回は、二人芝居の朗読劇と、ミュージカルコンサートという全く違う組み合わせ。
どちらも本当に素晴らしくて大満足でしたv
体力と当日券があれば、夜のコンサートも観たかったなー、なんて思いつつ、
明日お仕事なので素直に帰ってきました。
今頃は夜のコンサートも終わる頃かな?
またこういうコンサート、ぜひ行きたいです!
というわけで、記録をちょこっと。
Brand New Musical Concert 2019
2019.8.11 マチネ 東京オペラシティ コンサートホール 1階4列20番台
指揮:井村誠貴
演奏:ブランニューチェンバーオーケストラ
出演:中川晃教、加藤和樹、伊礼彼方、田代万里生、イ・ソジョン、藤尾正明、山野靖博
というわけで、久々のミュージカルコンサートでした。
チケットを取ったのがずいぶん前で、出演者はアッキーしかチェックしてなかったので(・・・)、
あれ?女性は一人だけ??とちょっとびっくりしてしまいました(笑)。
開演前からロビーにプログラムが張ってあって写真は撮ったのですが、
せっかくなので中身は敢えて確認せず。
結果、何度も聴いた大好きな曲があったり、初めて聴く曲があったり、
初めてじゃなくてもこの人が歌うんだ!とか、こんなアレンジなんだ!とか、
最初から最後まで本当に楽しませていただきましたv
せっかくなので、曲の感想を中心に記録してみようかと思います。
MCの位置とか、言葉とか、結構記憶が曖昧なので、間違ってたらご容赦ください!
《プログラム》
第一幕
♪ Another Day of Sun(「La La LAND」より)
舞台上、オーケストラのみなさんの前にキーボード(電子ピアノ?)とマイクが4本。
始まってみたら、田代くんがキーボードを弾いて、
藤岡くんと加藤くんがギターを弾いて、
伊礼くんがカウベルを叩くという、なんとも楽しいセッションが始まりました!
上手前方席だったので、アッキーがいない?!と一瞬焦ったのですが、
下手奥でピアノを弾いていたのですね。
出てきてくれてほっとしました(笑)。
この映画は観ていなので、どういう曲かはわからなかったのですが、とても楽しい雰囲気v
というか、タキシードでギター弾く加藤くんめっちゃかっこいいんですが?!
途中のMCで、普段はロックなライブをしていると言っていましたが、
ちょっと行ってみたくなりました。
その後ちょこっと自己紹介的なMCがあったかと。
藤岡くんが加藤くんにちょっかいかけてたのが微笑ましくv
・・・うん、この時点ではまだ微笑ましい感じだったと思う(え)。
♪ ジャーニーホーム(「ボンペイ ドリームス」より)
加藤くんによるジャーニーホーム。
浦井くんで何度も聴いているので、最初はちょっと違和感があったのですが、
それも一瞬のことでした。
こういう聞かせる感じの穏やかな曲の加藤くんは初めてな気がするなー。
パイプオルガンを染める刻々と変わる空みたいな照明と相まって、
なんとも壮大で、希望に溢れる曲のように感じました。
加藤くんの甘く滑らかな歌声が、とても合っていたように思います。
♪ Field of Angels ~天使の園~(「GOLD」より)
続きまして伊礼くん。
白いスーツをびしっと着こなして、朗々と歌う姿はとても貫録がありました。
歌詞と衣裳の雰囲気から、何だか聖職者っぽいなあ、なんて思いました。
どこかで聞いたことのある曲だなあ、と思ったら、「GOLD」の曲だったんですね。
この演目もまたいつか上演して欲しいなあ。
♪ Fly Fly Away(「Catch Me If You Can」より)
藤岡くんの歌声は、ほんとにテクニシャンな感じだなあ、と思います。
この曲は初めて聴いたのだけど、ちょっとゴスペルっぽい? 記憶違いかな?
いずれにしても、自分の声を自在に操ってる感があって、
聴いていてほんとにワクワクしてしまいましたv
♪ バタフライ(「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」より)
今度田代くんが出演される日本初演のミュージカルから。
蝶の小さな羽ばたきが風を起こし、蝶をまだ見ぬ海へと連れて行く、という感じの歌詞だったかな。
田代くんの癖のないまっすぐで肌触りの良い歌声がとても心地よかったです。
このミュージカル、観にいく予定はなかったのだけど、ちょっと気になるなあ・・・
この後、確か田代くんと加藤くんとアッキーでMC。
田代くんと加藤くんは初共演らしいのですが、お互いの舞台は観ていて。
でもって、「エリザベート」の舞台稽古中に加藤くんからお菓子の差し入れがあって、
田代くんの中では「お菓子をくれる人」という認識ができあがってるのだとか(笑)。
そんな話をする二人の間でにこにこしているアッキーが可愛らしくv
「僕にもお菓子ちょうだい」的なおねだりをしていました(笑)。
で、その流れの後、こちらも新作ミュージカルからということで・・・
♪ 真実の鏡(「怪人と探偵」より)
加藤くん演じる明智小五郎の曲、とのこと。
めっちゃ苦悩してるよ明智小五郎!
自分の正義が正義なのかどうか・・・という感じの曲?
江戸川乱歩は子供用のものを子どもの頃に読んだきりなのだけれど、
この曲がどんな場面で歌われるのか、凄く気になりました。
♪ 世界で一番綺麗な宝石(「怪人と探偵」より)
アッキー演じる怪人二十面相の曲、とのこと。
凄いな、めっちゃアッキーに似合ってる!!
二つの心に反射するから愛は美しい、的な歌詞だったのだけど、
怪人の全能感と傲慢さと孤独が感じられて、これまたどんな状況なのか気になります。
神奈川遠いから、あまりチケットとってないんだけど、増やしちゃおうかなー。
って、開催者の思うつぼ?(笑)
ここで伊礼くんと田代くんのMC。
衣裳が赤と白!ってテンション上がってる二人が可愛らしくv
二人が初めて同じ作品に出たのが、2009年の「エリザベート」でのルドルフだったのだとか。
ダンスシーンの足を振り上げるところで、膝を曲げてかっこよく踊れない田代くん、
というのを伊礼くんが実演してくれました(笑)。
「今もあんまり変わらない・・・」とぽつりと言う田代くん。
大丈夫、フランツはワルツが踊れればOK!(え)
その後が2014年のスリミだったのだとか。
で、今回二人で歌うのに、リクエストをし合ったらしいのですが、
田代くんがリクエストしたのが、次の曲で。
♪ 僕の眼鏡/大人しくしろ(「スリル・ミー」より
まさかこの曲をリクエストするとは!と伊礼くんが驚いていました。
うん、私も驚いた!
観たことのない方のための田代くんの状況説明が凄いわかりやすかったです。
演技寄りにする?歌寄りにする?ってその場で話し合ってて、
両方混ぜ合わせた感じに、的な流れになったのですが・・・
いや、これで演技寄りじゃなかったら、演技寄りってどんな感じなの?!
と思ってしまうくらいの緊迫感でした。
前後の状況ががーっと思い浮かんじゃって、
田代くんの表情が意味深で深読みしたくなる感じで、うわあ!!と内心叫んじゃいました。
伊礼くんの“彼”の傲岸不遜さというか底の浅さというか・・・なんか懐かしかったです。
オケの演奏でのこの曲は、ドラマティックではあったのだけれど、
ピアノだけの、あのヒリヒリするような閉塞感というか、緊迫感は薄れてて、
この演目はやっぱりピアノ一本がいいなあ、と思ってしまいました。
オケだと、何だか違うミュージカルになっちゃうような感じで。
でも、この前の上演が観に行けなかったので、ここで聴けて嬉しかったです。
♪ 愛していれば分かり合える(「モーツァルト!」より
アッキーとイ・ソジョンさんのデュエット。
イ・ソジョンさんは日本語で歌ってくださいました。
ちょっと歌いにくそうなたどたどしさはあったけれど、
アッキーとの声の重なりが凄く厚みが感じられて、聞き惚れてしまいました。
イ・ソジョンさんが鮮やかなピンクのドレスで、
アッキーがスタンダードなタキシードから右肩に赤い模様の入った黒いジャケットに着替えていて、
コンスタンツェとヴォルフガングっぽいなあ、と思いましたv
♪ The Proposal/The Night was Alive(「タイタニック」より)
1回しか観たことのないミュージカルなのですが、
藤岡くんの歌声を聴いたときに、舞台の上のシーンがふわっと思い浮かびました。
2曲が混ざり合った風に聞こえたのだけど、もともとこういう曲だったっけ?
加藤くんが歌う姿を、藤岡くんが凄く優しい表情で見ているのが印象的でした。
♪ Estrellas(スターズ)(「レ・ミゼラブル」より)
伊礼くんのスペイン語版♪スターズ。
最初何語?!と思ったけど、南米っぽさがあるからスペイン語かなー、と思ったら当たってました。
って、凄い頭悪いこと言ってるな、私(^^;)
でも、同じ旋律で、今まさにジャベール役な伊礼くんが歌ってるのに、
なんだかカラッとした明るい雰囲気で、南十字星が見えるような気がしてしまいました。
言葉のイメージって大きいんだなあ。私だけかもですが。
で、出てきた藤岡くんとちょっとじゃれあった後(笑)、
かっこいいロックな曲、ということでこちら。
♪ What You Own(「RENT」より)
うんうん、めっちゃかっこよかったです!
っていうか、伊礼くんのマーク、凄い強そう(笑)。
多分この曲で二人がどつきあうんだけど、藤岡くん飛ばされてたよね?(笑)
藤岡くんのロジャーも、陽性の強いロジャーだなあ、と思いました。
なんというか、そういう葛藤を既に乗り越えた二人というか。
ミュージカルでも、未来に向かう力に溢れた曲なのだけれど、
そこにあった未来への不安とか、そういうものを吹き飛ばしちゃうようなパワーがありました。
♪ Seasons of Love(「RENT」より)
そして、1幕最後はこの曲。
全員が並んだところで、予測はついたのですが、やっぱりあの前奏を聴くと泣けてきますね。
個人的に涙腺直結な曲なので(^^;)
途中のゴスペルっぽいソロはイ・ソジョンさんとアッキーだったと思います。
それもなんだか凄い嬉しかったなあ。
照明が、虹のような6色で一人一人を彩っていたのもとても綺麗でした。
第二幕
♪ ジャージー・ボーイズ・メドレー(「ジャージー・ボーイズ」より)
それぞれに黒いスーツを纏っての、男性6人のメドレーでした。
あれ?6人?と思ったら、山野くんがしれっと参加していてびっくり!
(事前に出演者確認しようよ、私(^^;))
アッキーオンステージな感じはありつつも、6人のハーモニーがとても美しくv
♪君の瞳に恋してる で、藤岡くんと伊礼くんと加藤くんがアッキーに纏わりついたり、
藤岡くんが山野くんとチークを踊り出して、ほっぺにキスをねだったり、
(直前に藤岡くんが顔を正面に向けて、あわや!な感じになってました・・・頑張れ山野くん!)
なんだかわちゃわちゃだけど楽しかったですv
その後のMCで、山野くんが紹介されたのだけれど、
藤岡くんに「どのくらい低い声がでるの?」って言われて歌いだして、
それにアッキーが乗って、伊礼くんと藤岡くんもハモって・・・というちょっとテンション上がる流れの中、
下手でJB未経験組の二人が所在なさそうに並んでこそこそ話してました(^^;)
伊礼くんだか藤岡くんだかに「参加しろよ!」って言われてたけど、結構無茶ぶり?
「昨日は俺一人だったんですよー」って加藤くんが田代くんに泣きついてたのも微笑ましかったですv
いやでも、いつか二人もJB出てくれたらいいのになー。
二人ともボブとか似合いそうv
♪ 明日への道(「ルドルフ・ザ・ラスト・キス」より)
田代くんのルドルフ。
爽やかなのにどこか危ういというか、ちょっと胡散臭い感じが見事にルドルフかと!
(褒めてます、念のため!)
こういうノーブルな感じの曲、ほんと似合うよねー。
どこかのMCで、伊礼くんが自分のことを職業貴族(貴族の役ばかりやる)、
田代くんは日本の貴族的なことを言ってたけど、うん、そんな感じ。
因みに藤岡くんや労働者らしいです(笑)。
♪ 炎の中へ(「スカーレット・ピンパーネル」より)
田代くんと加藤くん。
このミュージカルは観ていないので、どういう役でどういう状況なのかはわからないけど、
革命を起こすぞー!的な感じの若者っぽい曲だな、と思いました。
何も恐れるものはない、未来はこの手の中に!的な。
うん、まあ、こんな二人が先頭に立ってたら、一緒に蜂起したくなっちゃうかもね?
その後二人でMC。
加藤くんが「凄い先輩ばかりで緊張してます」的なことを言って、
それに田代くんが「本当にそうだよね!」と同意して、
加藤くんが「田代さんもそうですよ!」的なことを言うのだけど、
田代くん、「いやいや僕は。でも、凄い人ばかりだよね!」と真顔になり、
「みんな、ほんとに自由で!」と!
そこか!と思わず内心でつっこみました(笑)。
加藤くんも笑いつつ同意していて、「リハーサルと全然違うことやってくるし・・・」と。
どこぞの青と白のおじいちゃんですか?(@刀ステ)
この間観たミュージカルで、原田優一さんが、同期がアッキーと藤岡くんとソニンちゃんで、
めっちゃ濃い!的なことを言っていたのを思い出しました(笑)。
その後、イ・ソジョンさんを呼んで彼女のプロフィールを加藤くんが説明。
寡聞にして存じ上げていませんでしたが、あの歌声はなるほど!と思う経歴でした。
その後田代くんが「日本で歌ってみての感想は?」と、
にこやかに笑いつつ結構な圧で繰り返し訪ねてました(^^;)
♪ 命をあげよう(「ミス・サイゴン」より)
その流れでイ・ソジョンさん。
英語歌詞なのですが、情景が思い浮かぶ感じなのがさすが。
実際の舞台ではどうだったのかはわかりませんが、
個人的には信じることで未来に向かう明るさのあるキムだなあ、と。
♪ 神よ何故?(「ミス・サイゴン」より)
藤岡くんのクリスは本当に久々。
そして、やっぱり素晴らしいクリスだなあ、と。
彼が歌いだした途端、舞台の上の空気が一気に塗り替えられたような気持ちになりました。
物語を知っている、というのもあると思うのだけれど、
1曲で一人の男の背景と現状と感情を、説明的ではなく伝えられるのって、ほんとに凄いと思う。
♪ 最後のダンス(「エリザベート」より)
伊礼くんのトート。
凄い野獣系なトートだなあ、と思いました。
もうグイグイくるんですよ。圧がめちゃくちゃ強い!
でも、最後の「エリザベート!」というフレーズは、ちょっとルキーニ入ってた気がする。
どっちも似合いそうだなー。
猪突猛進なトートと、めっちゃ男前で色悪な感じのルキーニ。
でもって、この曲で山野くんがコーラスに入ってたんですが、
凄い良い仕事してるな!と思いました(上から目線ですみません・・・)
彼の低音と伊礼くんの高音の重なり合いがとても気持ちよかったです。
オケの最後列中央に陣取ってたのですが、その後の曲でも、凄い楽しそうににこにこしながら、
隙のないコーラスで歌声に厚みを付加してくれていたように思います。
♪ Anthem(「チェス」より)
田代くんのアンセム。
故郷を捨てる一人の男の郷愁と決意。
そういう強く綺麗なものに、わずかに傲慢さのようなものが薄物のように重なる感じが絶妙。
田代くんのアービターの作りもの感というかAIっぽさみたいなのも好きだったけど、
こういう無自覚に傲慢で無責任に優しいアナトリーも似合いそうだなあ、と思いました。
というか、「CHESS」、コンサートでいいから再演してください!
この後出てきた藤岡くんと伊礼くんと3人でMC。
年齢の話になって、伊礼くんが1学年上で、その下に藤岡くん、アッキー、
その1個下に田代くんで、更に下に加藤くん。
みんなが中学生の時、加藤くんは小学生だった!という流れに(なぜ?)。
(その後のMCで、加藤くんの仇名が「ランドセル」に決定したと言ってました・・・
頑張れ、加藤くん!)
どんな中学生だった?的な話になって、
伊礼くんは、次の衣裳みたいな裾が長くて襟が詰まって裏地が派手なのを着てた、と(長ラン?)
藤岡くんは、そのまま大工仕事ができるみたいな、と(ボンタン?)。
で、田代くんは「タキシードを新調してました」と。
えーと・・・ネタですか?事実ですか?とめっちゃ問い詰めたくなったけど、
うん、まあ事実なんだろうなあ、田代くんだし(^^;)
で、イ・ソジョンさんを呼びこんで、3人の中で誰が好みか?と尋ねてみたり。
次の曲に繋げる流れで、ソジョンさんが「私は男性は好きじゃない」と言ってるのに、
重ねて尋ねる伊礼くん・・・つっこむ藤岡くん・・・苦笑いする田代くん・・・中学生男子か?!
ソジョンさんに、「結婚されてますよね?」と言われて、
動揺しつつ忘れてた!とシレっと言う藤岡くんと、重ねて尋ねる伊礼くん。
何とか次の曲につなげようと、「私が好きなのはアーキテクト」と言うソジョンさんに、
三人ともふられたんですねー、じゃあ、三人でプールに行くか!と捌けていく三人。
もう一度大声で言いたい。
中学生男子か!
多分半分くらいは(え)リハーサル通りの演出だったのだろうけど、
ソジョンさん、ごめんなさい!と本気で思ってしまいました(^^;)
♪ I Love Piano(「Stop! Look! Listen!」より)
で、その流れからのソジョンさん。
知らないミュージカルの初めて聴く曲ですが、ジャズっぽい感じで、
キュートで色っぽくて、でもコミカルな感じもあって、
さっきのキムとは全く違うソジョンさんの雰囲気に魅了されました。
♪ This is the Moment(「ジキルとハイド」より)
伊礼くんのジキル博士。
先程の中学生の名残は全くない大人な博士でした(笑)。
大好きな曲を、本当に素敵に、気持ちよさそうに歌い上げてくれて、
聴きごたえ満点だったのですが、先程のトークが蘇って、
長めの衣裳が長ランに見えてしまったので、目を閉じて聴いてたのは許してほしい(^^;)
その後の「フランケンシュタイン」からは3曲。
♪ ただ一つの未来(「フランケンシュタイン」より)
♪ 君の夢の中で(「フランケンシュタイン」より)
♪ 偉大な生命創造の歴史が始まる(「フランケンシュタイン」より)
二人の物語をなぞるような3曲に、思いっきり泣かされてしまいました。
二人の出会いと、それぞれに向かう想い。
♪君の夢の中で という曲があるからこそ、♪偉大な生命創造の歴史が始まる は説得力を持つ。
二人のアンリとビクターを見た時に、そう強く思ったのを思い出しました。
来年の再演、チケットが取れるか甚だ不安なのだけれど、
二人の組み合わせ、1回でも観れたらいいなあ・・・!
そういえば、アッキーが歌っている時、角度的に下手のギタリストさん(?)が見えたのだけど、
凄く真剣な表情で聴いてくれていて、
歌が終わった後拍手してくれてたのがなんだか凄い嬉しかったですv
このあと、藤岡くんと加藤くんが出てきてMC。
入れ替わるように無言で掃けていくアッキー(笑)。
「フランケンシュタイン」の内容を加藤くんがちょっと説明してたかな?
この曲を聴くとテンションが上がる的なことを言ってた気がします。
そうこうするうちに、アッキーがジャケットを着替えて登場。
黒から白、しかもノースリーブ!
青い蝶ネクタイはファッションでわざと外していたらしいですが、
ノースリーブとあわせて藤岡くんがめっちゃつっこんでいました(^^;)
で、このお二人にぜひ歌ってもらいたい曲!と加藤くんが紹介して・・・
♪ The Other Side(「The Greatest Showman」より)
をアッキーと藤岡くんで歌ってくれました。
実は私、この映画は観ていなくて。
しかも英語はからきしなので、二人がどういう役で、
どういう状況の曲なのか全然わからないのだけれど、
丁々発止とやり合う二人が、いつの間にか通じるものがあって、
そこから何かが生まれる的な状況?とちょっと思いました。
きっと外れてるけど(^^;)
録画はしてあるので、近いうちに観てみようと思います。
♪ This Is Me(「The Greatest Showman」より)
フィナーレとして全員で。
それぞれソロパートあり、コーラスありで、
一人一人の歌声と、それらが重なるハーモニーを堪能できる贅沢な1曲でした。
山野くんの歌声も聞こえたよ!
アンコールの前のご挨拶では、
加藤くんが自分たちも観客も、今まで触れたことのないミュージカルを知ることができる的な感想を、
凄く丁寧に言ってくれてるのに、藤岡くんが「真面目か!」と突っ込んでました(笑)。
・・・だれか藤岡くんにもつっこもう?
とりあえず、頑張れ加藤くん!
アンコール曲は、日本ではまだ上演されていない、いつか上演されるかもしれないミュージカル、ということで、
♪ Your Song(「ムーランルージュ」)
を全員で歌ってくれました。
これ、最初のフレーズがアッキーのハイトーンだったのだけれど、
この声が響いた瞬間、ソジョンさんが「Wow!」という感じに、
驚いた顔からぱっと笑顔になったのがとても印象的でした。
うんうん、アッキーの歌声は凄いよね!
私も、わーい!と一気にテンション上がりましたv
その後、藤岡くんの歌声でも同じような表情をされていたかな。
二人の歌声が、ソジョンさんの好みだったのかもしれませんね。
というか、ブロードウェイで通じる歌声、ということなのかも?
そんなこんなで、期待通り聞き応え満点のコンサートでした!
出演者それぞれに異なる魅力のある唯一無二の歌声だなあ、と改めて思いました。
MCは中学生男子なのに、歌うととんでもなく魅力的って、ほんととんでもないと思う!
これがギャップ萌えというやつなのでしょうか・・・?
人それぞれ好みはあるし、曲や役に合う声や歌い方、というのもあるし、
今回の選曲は、それぞれの持ち歌に加えて結構挑戦的な部分もあったのかな、とも。
うん、ほんとに贅沢な時間でした。
オケの指揮に加え、自由奔放なアーティストたちを相手取って、
指揮者の井村さんはほんと大変だったろうなあ、と思うけど、
井村さんもオケのみなさんも、一緒に楽しんでらっしゃるように見えたのも嬉しかったです。
2019とついているということは、2020もあるのかな?
次の機会もあるのなら、ぜひまたこの贅沢な時間を堪能させていただきたいな、と思います。
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